2012年7月22日日曜日

【第92回】『論語』(金谷治訳注、岩波書店、1963年)


 今回は、印象に残った箇所を引用し、それに対する覚え書きを記していくこととする。

「学びて時にこれを習う、亦た説ばしからずや。」(學而第一・一)
【メモ】一度学ぶだけでは理解が浅い。意識的に復習することを心がけたい。


「習わざるを伝うるか。」(學而第一・四)
【メモ】自分で考えずに他者の言の受け売りをしてはいけない。論文の孫引きも厳禁。


「学べば則ち固ならず。忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ。過てば則ち改むるに憚ること勿かれ。」(學而第一・八)
【メモ】広い教養が大事。人間的に向上心がない者と付き合わない。すぐ修正する。


「事に敏にして言に慎しみ、有道に就きて正す。学を好むと謂うべきのみ。」(學而第一・一四)
【メモ】よく働き、言葉に気をつけること。他者がどう受け取るかに細心の注意を。


「これを道びくに政を以てし、これを斉うるに刑を以てすれば、民免れて恥ずること無し。これを道びくに得を以てし、これを斉うるに礼を以てすれば、恥ありて且つ格し。」(為政第二・三)
【メモ】国を治める上でも内発的動機付けを用いることが重要。


「故きを温めて新しきを知る、以て師と為るべし。」(為政第二・一一)
【メモ】歴史に学ぶことで、現在から未来を見通す。


「君子は周して比せず、小人は比して周せず。」(為政第二・一四)
【メモ】人間関係が仲良しクラブになっていたら、依存の危険性あり。


「学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆うし。」(為政第二・一五)
【メモ】学ぶだけで考えないと考察が浅い。考えるだけで学ばないと独断に陥る危険性。


「富と貴きとは、是れ人の欲する所なり。其の道を以てこれを得ざれば、処らざるなり。」(里仁第四・五)
【メモ】ノーブレス・オブリージュ。私から我々への意識変容。


「過ちを観て斯に仁を知る。」(里仁第四・七)
【メモ】失敗のレベルでその人のレベルが分かる。チャレンジすべし。


「己を知ること莫きを患えず、知られるべきことを為すを求む。」(里仁第四・一四)
【メモ】現在から過去を見るのではなく、未来を創るための現在。


「約を以てこれを失する者は、鮮なし。」(里仁第四・二三)
【メモ】謙虚であることの重要性。


「君子は言に訥にして、行に敏ならんと欲す。」(里仁第四・二四)
【メモ】不言実行。


「再びせば斯れ可なり。」(公冶長第五・二〇)
【メモ】考えすぎずにまずは行動する。


「仁者は難きを先きにして獲るを後にす、仁と謂うべし。」(雍也第六・二二)
【メモ】得る事を考えるのではなくまずは挑戦することが仁である。


「徳の脩めざる、学の講ぜざる、義を聞きて徒る能わざる、不善の改むる能わざる、是れ吾が憂いなり。」(述而第七・三)
【メモ】自戒として。特に良くない事を改めない点には注意。


「多く聞きて其の善き者を択びてこれに従い、多く見てこれを識すは、知るの次ぎなり。」(述而第七・二七)
【メモ】物知りのように振る舞わず、学ぶ努力をし続けること。


「抑〻これを為して厭わず、人を誨えて倦まずとは、則ち謂うべきのみ。」(述而第七・三三)
【メモ】実行し続けること。


「学は及ばざるが如くするも、猶おこれを失わんことを恐る。」(泰伯第八・一七)
【メモ】謙虚に学ぶ続けること。慢心しないこと。


「過ぎたるは猶お及ばざるがごとし。」(先進第十一・一六)
【メモ】中庸が大事。


「事を先きにして得ることを後にするは、徳を崇くするに非ずや。其の悪を攻めて人の悪を攻むること無きは、慝を脩むるに非ずや。」(顔淵第十二・二一)
【メモ】自分の悪い点を責めて、他人の悪い点を責めないこと。


「速かならんと欲すること毋かれ。小利を見ること毋かれ。速かならんと欲すれば則ち達せず。小利を見れば則ち大事成らず。」(子路第十三・一七)
【メモ】目先の実利に気を取られず、焦らずに一歩ずつ進む。


「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。」(子路第十三・二三)
【メモ】雷同せずに調和を心がけること。


「古えの学者は己れの為めにし、今の学者は人の為めにす。」(憲問第十四・二五)
【メモ】他者に知られたいという虚栄心で学んではならない。


「子貢、人を方ぶ。子の曰わく、賜や、賢なるかな。夫れ我れは則ち暇あらず。」(憲問第十四・三一)
【メモ】他者を批評するのは時間の無駄。


「工、其の事を善くせんと欲すれば、必らず先ず其の器を利くす。是の邦に居りては、其の大夫の賢者に事え、其の士の仁者を友とす。」(衛霊公第一五・一〇)
【メモ】自分を磨くことができる友人を選ぶこと。


「其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。」(衛霊公第一五・二四)
【メモ】思いやりとは自分が望まないことを他者にしないことである。


「過ちて改めざる、是れを過ちと謂う。」(衛霊公第一五・三〇)
【メモ】失敗しても改めないことが本当の失敗。


「恭なれば則ち侮られず、寛なれば則ち衆を得、信なれば則ち人任じ、敏なれば則ち功あり、恵なれば則ち以て人を使うに足る。」(陽貨第十七・六)
【メモ】特に「寛」と「敏」の二つが自分の課題である。意識すること。

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